2017年9月16日土曜日

ヨガとヨガビジネスの違い






Namaste yoga lovers!



先日は月1回のOMkariのティーチャース・プラクティスでした。あっと言う間にこのジューシーなティーチャース・プラクティスも今年末で2年を完了します。毎回、現役ヨガインストラクター達のライブな声が聞けて本当に濃厚な空間になっています。


来年からはティーチャース・プラクティスがYOGA SPOT認定ヨガティーチャートレーニング300・500時間プログラムの単位を所得できるモジュールとなり、さらにパワーアップします。月1回のこの形式でのティーチャース・プラクティスは年内の3回となります。





毎回ティーチャース・プラクティスではアサナの練習の前にヨガ哲学の教えや様々なテーマの座学から始まります。去年1年は前半の座学で『バガヴァッド・ギーター』やヴェダーンタ哲学のジューシーな真髄を毎日の生活やヨガマットの上での練習に実用的に活かし、人生をスキルを使ってフローする方法などについて探究しました。



今年もヨガ哲学やタントラヨガ等々、ヨガティーチャーとしては絶対に知っておきたい様々なジューシーなテーマを探究しています。先月は『クリシュナ神』がテーマで、めっちゃ!ジューシーで濃厚な座学でした。





来年開催のティーチャース・プラクティスのモジュールでも濃厚、濃密、ジューシーなテーマを探究し、ヨガティーチャーとしてのヨガプラクティスを深めていきますので、ティーチャース・プラクティスのレギュラー、リピーター、初参加者もぜひぜひ、ご参加ください!



ティーチャース・プラクティスは学びや練習を深める空間であって同時にインスラクター達がお互いの状況やチャレンジを共有しながら意見交換できる場です。


先日のディスカッションの一部に現役のヨガインストラクターが雇用先の仕事場でどんなチャレンジを抱えているか、なぜヨガインストラクターと言う仕事は長続きしないのかな等の課題が持ち上がりました。





一番興味深かったのは、ほとんどの雇用先はヨガレッスンのクオリティーよりは数字重視で、そこが講師達が一番プレッシャーを感じている所。ヨガレッスンの内容についても自由に教えられず、ヨガの哲学をはぶかなければいけない、マントラは唱えてはいけないなどかなりの制限があるようです。


ヨガスタジオや教室を運営するのには多額な運営費や賃料がかかるので雇用側、運営側としては数字を重要視する必要性があるのは現実です。運営費や賃料を払えなければヨガを練習するスペースさえなくなってしまいます。


ヨガスポットは本当に特別だと思うのですが、講師達には一度も数字や集客を上げなさいなど言ったことはないし、数字で評価した事もありません。クラス内容についても何の制限などかけません。自由に好きなように担当しているクラスを任せています。


数字で評価されず、自由に自分の思うままにヨガをガイドできる、これだけ恵まれた環境はなかなかないかもしれません。ヨガインストラクターにとって教える内容を制限しなければいけない事と数字で評価されながらヨガをガイドするほど神経がすり減る事はないし、ヨガティーチャーとして成長する事は難しい環境かもしれません。





ティーチャース・プラクティスでは『自分のクラスを教えるのが苦痛でしょうがない』ティーチャートレーニングでは『クラスを教える事が恐ろしくてしようがない』と言う講師達の声を聞き、厳しい現状なのだなと思いました。


前にも書きましたが、不思議な事にヨガポーズ重視のプラクティスが多い中、ポーズのクラスを教えていく上で一番重要な知識である正しいヨガクラスの構成、組み立て方、シークエンスの仕方がわかっていないヨガインストラクターやポーズのアラインメントが整っていないヨガインストラクターや実践者が多いのも事実です。生徒のポーズを正しいアラインメントに導けるようになる事はヨガインストラクターの最低基準です。


ヨガ哲学、ヨガの叡智、教えが私たちの心を苦しみから自由にしてくれるのに、ヨガの練習からヨガ哲学や波動の科学であるマントラ・チャンティングなどを取り除いてしまうとヨガではなくなり、それはただの『ヨガ』という名称の体操になります。


ヨガの一番ジューシーなエッセンスを取り除いてしまうのであれば、そのポーズのクラスを『ヨガ』とあえて名付けなくても良いと思うのですが。


『ヨガ』から教えや叡智を取り除いたらそれはもうヨガではなくなります。人参から人参の旨味を取りのぞいたら人参ではなくなるように。







私はヨガの教えと実践に救われ、ヨガに救われ、癒された人を数多く見てるので、このヨガの教えを歪めず伝えて行きたくて、ヨガティーチャーになりました。ヨガを教え始めた頃から自由に、誰にも何の制限もかけられず、ヨガを歪めず伝えてきました。


こう言うレッスンやイベントをやれば集客ができるとか、集客を意識したヨガレッスンやプログラム作りも一切せず、人々の人生を豊かに、コミュニティーに貢献できるための真のヨガを歪めず、自由に何の制限なく、伝えられている事はラッキーな事かもしれません。ヨガスポットのヨガレッスンやトレーニングでもその魂を生徒へと伝承しています。



私が素晴らしいと尊敬する真のヨガティーチャー達は皆、何の制限なく、自由に真のヨガを歪めることなく伝えてきている先生達。だからこそ、人々の人生をポジティブに変容出来る力がある素晴らしいヨガティーチャーになれたのだと思います。Yes!





最近では本当に沢山のヨガ講師養成講座がある中、飾りや見栄え重視の『ヨガビジネス』を教える会社が多くあり、真のヨガを伝えらる、真のヨガティーチャーを養成している所は多くはないでしょう。


ヨガポーズのインストラクション方法と解剖学を少しカバーし、ヨガ経典の八支則に少し触れる、ヨガビジネスを教えるヨガ指導者養成講座の認定を受けたからといって、真のヨガティーチャーになれるわけではないのです。For real!


ヨガインストラクターのレベルとクオリティーを左右するのはヨガティーチャートレーニングを教えているティーチャートレーナー、プログラム内容と質です。飾りや見栄え重視ではなく、真のヨガを歪めず伝えれるヨガティーチャーが一人でも多く増える事を願っています。For sure!





ヨガの生徒としては私たちの心を苦しみから少しでも解放し、身体、心、魂を癒し、人生を豊かにしてくれる歪められていない『ヨガ』とヨガという名称のフィットネスを見分けられる識別力を育む事が必要です。


マクドナルド、コンビニやファミレスばかりで食事をしていると旨味たっぷりの真に美味しいものがわからなくなリます。同じように、ヨガマットの上でもヨガマットを離れた時でも意識の高いヨガ講師のクオリティーの高いヨガレッスンを受け、真のヨガがどのようなものかを体験し続ける事で識別力を高めていきます。


真のヨガを歪めずガイドしているヨガティーチャーとヨガビジネスを提供しているインストラクターとを識別する必要があります。



ヨガティーチャーはヨガの生徒のクオリティーを上げられるヨガクラスを提供するため、自身もヨガの師の元でヨガの学びを深め、先生である前にまずは良き生徒になる事を覚えなければなりません。まずは生徒になる事をマスターしなければ先生になる事は無理だからです。


と今日もいつもに増して熱くなりましたが、you know I'm telling you the truth!


Anyway,


皆さんの毎日のヨガ練習が心と身体の健康をもたらし、生命力をサポートしてくれるものでありますように。Shivoham Shivoham








ニュージャージーで生まれ育ったアメリカン・インド人の監督が偽りインドなまりで、グルの飾りをつけグルの格好をし、グルになりすまし、どれだけの人が見せかけの、外見だけの偽物グルについてくるかというドキュメンタリー映画です。ヨガがポピュラーになっているこの時代、外見を飾れば誰でもグルになる事ができるというとても興味深い実験をドキユメントした映画です。



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